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そーせいグループ<4565>、スイスのイドルシアから日本・アジア太平洋地域の医薬品事業を取得

2023-07-20
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そーせいグループが本社を置くビル(東京・半蔵門)

そーせいグループは、スイスのバイオ医薬品企業イドルシア(バーゼル)の日本事業や韓国事業などを20日付で買収したと発表した。日本、韓国にある子会社の全株式のほか、主力製品の脳血管攣(れん)縮発症抑制薬「ピヴラッツ」、不眠症治療薬「ダリドレキサント」のアジア太平洋地域(中国を除く)における権利などを取得。取得総額は約650億円。直近売上高の4倍以上にあたる規模で、成長戦略を一気に加速する。そーせいは1990年に設立した創薬企業。

イドルシアから買収した日本、韓国の子会社はイドルシアファーマシューティカルズジャパン(東京都港区。売上高149億円、営業利益8億6700万円、純資産29億7000万円)とイドルシアファーマシューティカルズコリア(ソウル。売上高8100万円、営業利益385万円、純資産1480万円)。取得価額はジャパン社が83億1900万円、コリア社が1900万円。

さらに、「ピヴラッツ」「ダリドレキサント」の中国を除くアジア太平洋地域での権利や、イドルシアが保有するパイプライン(新薬候補)に関するオプション(選択権)を取得した。

そーせいは取得総額約650億円について手元資金250億円とみずほ銀行からの借り入れ400億円で充当した。

「ピヴラッツ」は脳動脈瘤によるくも膜下出血の手術後の脳血管攣縮などを抑える薬で、日本では2022年4月に発売された。2022年の売上総利益(薬価ベース)は約75億円で、2023年は130億円超を見込んでいる。

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No. 開示日 買い手 対象企業・事業 売り手 業種 ▽ スキーム ▽ 取引総額(百万円) ▽ タイトル
1
2016年11月30日
G7 Therapeutics AG
Carlo Bertozzi氏(G7 Therapeutics AG代表者(CEO))、個人株主10人ほか
1,362
2
2015年2月21日
Heptares Therapeutics Ltd.
Clarus Lifescience II, LPほか
22,071
3
2014年12月11日
JITSUBO(株)
JITSUBO(株)、個人株主8人
431
4
2010年6月21日
(株)アクティバスファーマ
500
5
2017年8月4日
Formosa Pharmaceuticals, Inc.
(株)アクティバスファーマ
390
6
2023年7月20日
日本事業やアジア太平洋地域(中国を除く)での医薬品事業
Idorsia Ltd.ほか
65,000

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