大和工業、韓国の棒鋼事業を合弁に切り替え

アークランドサカモト、新生銀行の上位2件に比べて、3位以下はぐっと小粒となる。

電炉メーカーの大和工業は韓国子会社が営む棒鋼事業を譲渡することを決めた。H型鋼などの棒鋼事業を新会社に移管し、現地同業の大韓製鋼が新会社の株式51%を取得する内容。譲渡金額は41億1200万円。2002年から韓国で事業展開(直近売上高559億円)してきたが、市場の縮小や競争激化を受け、合弁運営に切り替える。

同じ鉄鋼関連では、東京製綱がタイヤ補強材のスチールコードを生産する中国子会社を現地企業に譲渡する。新型コロナ感染の影響で受注が減り、工場の稼働を停止していたが、安定操業再開の見通しが立たないことから、中国での事業継続を断念した。

大型油圧プレス機メーカー、小島鉄工所はMBO(経営陣による買収)を実施し、非公開化することになった。同社会長・筆頭株主の児玉正蔵氏ら創業家出身の4氏が設立した新会社がTOBを行い、全株式を取得する。名証2部に上場するが、時価総額が回復しなければ、上場廃止が避けられない状況にある。

同社は1809年に初代の小島弥平が朝廷から免許を得て鋳造所として創業したことを起源とする名門。しかし、今年2月には、やはり時価総額不足という理由により、東証2部から外れている。

ソフト・システム開発でM&Aが集中

業種ではソフト・システム開発をターゲットとするM&Aが活発で、8件に上った。買い手の顔ぶれは、アルプス技研、No.1、FIG、SBテクノロジー、クリーク・アンド・リバー社、IDホールディングス、ソフィアホールディングス、アイビーシー。

OA機器販売やシステムサポートを手がけるNo.1は、インターネット関連システム・アプリ開発などのリライ(東京都渋谷区)の全株式を約3700万円で取得。リライは7月1日付で「No.1デジタルソリューション」に社名変更した。

※1~6月(上期)のまとめ記事は後日掲載します。

文:M&A Online編集部