韓国関連のM&A件数が回復傾向にある。2019年上期(1-6月)に2件にとどまっていたのが、7-9月に3件増え、5件となった。
2018年(10件)と比べるとまだ半分だが、ここ5年間を見ると2015年(4件)、2017年(3件)を上回り2016年(5件)に並ぶところまで戻ってきた。
日韓関係の悪化に伴い、韓国人来日旅行客の減少や日本製品の不買運動の拡大、日韓交流事業の中止などの問題が噴出しているが、7-9月の状況を見る限りM&Aに与える影響は小さそうだ...
2019年第1四半期(1~3月期)のTOBは15件で、前年同期(8件)のほぼ2倍となった。なかでもTOBを通じたMBO(経営陣が参加する買収)は4件と、前年の年間3件をすでに上回った。