クリエイト、西洋フードから134店舗取得

国内企業同士の買収ではクリエイト・レストランツ・ホールディングスが西洋フード・コンパスグループ(東京都中央区)からレストラン事業の一部を取得するのが最大案件。ゴルフ場内やテーマパーク内のレストランなど134店舗が対象で、買収金額は58億8000万円。ゴルフ場のレストラン運営で業界トップの実績を持つ西洋フードの主力事業を取り込み、安定的な収益確保につなげる。

売却案件ではUACJの案件が最も大きかった。銅管製造の100%子会社UACJ銅管の全株式を、豊川ホールディングス(東京都港区)に約240億円で譲渡することで合意した。豊川ホールディングスは投資ファンドのアスパラントグループと大和証券グループの大和IPパートナーズが共同出資で設立した特別目的会社。UACJグループとして銅管事業への継続的な追加投資や人的資源の投入が難しいと判断した。

スギHDとココカラ、経営統合で協議開始

ドラッグストア業界で大型再編へののろしが上がった。業界6位のスギホールディングスと同7位のココカラファインは6月1日、経営統合に向けて協議を始めると発表した。7月31日をめどに基本合意書の締結を目指している。両社の売上高は合計で9000億円に迫り、統合が実現すれば、イオン傘下で業界首位のウエルシアホールディングスを追い抜く。

経営統合…“モテモテ”状態のココカラファイン(東京都内の店舗)

ココカラは4月に業界5位のマツモトキヨシとも資本業務提携の検討を開始している。スギとココカラの“急接近”を受けて、マツモトキヨシはココカラとの検討範囲に経営統合を含める意向を表明した。モテモテ状態のココカラがどういう結論を出すのか、帰趨に注目が集まっている。

ヒューリックは浅草ビューホテルなど20ホテルを運営する日本ビューホテルを株式交換で9月1日に子会社化すると発表した。両社は2015年に資本業務提携し、ヒューリックが日本ビューホテルに持分法適用関連会社(出資比率約26%)としていた。ヒューリックは不動産事業の新規領域としてホテル分野で攻勢を強めている。

工事関連でM&Aが活発に

業種別で目立ったのが工事関連で、5件あった。

エー・ディー・ワークスは内装工事の澄川工務店(東京都多摩市)、サーラコーポレーションは住宅建築の宮下工務店(浜松市)、ハウスコムは営繕工事のエスケイビル建材(埼玉県富士見市)、ヒビノは防音設備工事のサンオー(東京都台東区)、日本エスコンは住宅建築のライズホーム(さいたま市)の子会社化に動いた。

文:M&A online編集部