東海カーボン＜5301＞、米子会社を通じて現地黒鉛加工会社のKBRを取得

東海カーボンは2日、米子会社のTokai Carbon U.S.A., Inc.（オレゴン州ヒルズボロー）を通じて現地黒鉛加工会社のKBR, Inc.（カリフォルニア州ロングビーチ。売上高1370万ドル＝約22億1000万円）を取得すると発表した。KBRは東海カーボン持分法適用会社米MWI, Inc.（ニューヨーク州ロチェスター。売上高5359万ドル＝約86億5000万円）の株式59.8%を保有しており、今回の買収で両社がTokai Carbon U.S.A.の連結子会社となる。取得価額は非公表、取得予定日は2024年9月。

両社を東海カーボングループとして一体運営することにより、米国市場でファインカーボン事業の拡大を目指す。東海カーボンは1990年にKBRと合弁でMWIを設立、TCUがMWIに40.2%を出資して事業に当たってきた。MWIとKBRは炭素製品をパワー半導体、航空宇宙、一般耐熱など幅広い業界に提供しており、米国で強固な顧客基盤を持つ。