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旅行大手のHIS「コロナ禍収束」を見越し反転攻勢に

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H.I.S.ホテルホールディングス​が運営する変なホテル(東京・浜松町)

エイチ・アイ・エスは赤字に転落 

エイチ・アイ・エスの2020年10月期第2四半期は新型コロナウイルス感染症による影響で、売上高は3443億5300万円と前年同期比8.9%の減収となり、営業損益は14億6900万円、経常損益は7億6000万円、当期損益は34億5900万円のいずれも赤字に転落した。通期の業績見通しについても新型コロナウイルス感染症による影響を読み切れないとして未定としている。 

新型コロナウイルスのワクチンについては、日本政府が英国の製薬会社であるアストラゼネカとの間で、2021年初めから1億2000万回分(このうち3000万回分は2021年1-3月)のワクチン供給を受ける契約を結んでおり、米国の製薬会社ファイザーからも2021年6月末までに6000万人分の供給を受けることで基本合意している。 

さらに武田薬品工業<4502>が米国のバイオ企業のNovavaxから技術移転を受け年間2億5000万回分を製造(時期は未定)するほか、塩野義製薬<4507>も2021年末までに3000万人分を生産する計画。このほかにもアンジェス<4563>などの日本企業3社がワクチンの量産に取り組んでいる。 

これら企業によるワクチンの供給量や日程などが明らかになってくるのに伴って、いち早く需要回復後の準備に入ったエイチ・アイ・エスに続く動きが旅行業界で現れることが予想されるほか、他の業界でもコロナ後に向けた取り組みが次第に表面化していきそうだ。

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

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