ジャパン・ホテル・リート投資法人がインバウンド狙い撃ちで成田、奈良の3ホテルを326億円で買収

ジャパン・ホテル・リート投資法人(以下、JHR)が「ヒルトン成田」、「インターナショナルガーデンホテル成田」、「ホテル日航奈良」の3ホテルを326億7300万円で取得しました。

JHRは投資家という名のATMから190億円を引き出し、ホテルの購入費用に充当する様子。東京オリンピックに向けてインバウンド需要が加速。あと2年ほどで稼げるだけ稼ぐのでしょうね、という話です。

この記事では以下の情報が得られます。
①3ホテル取得により、JHRが得られるリターン
②JHRのポートフォリオ
③成田空港の利用者数、奈良の観光客増減

ヒルトン成田
ヒルトン成田

買収した3ホテルの還元利回りは4.7~4.9%

JHRが取得したホテルの詳細は、こんな感じです。

ホテル名鑑定額取得額純収益還元利回り
ヒルトン成田134億円131億7500万円6億2900万円4.7%
インターナショナルガーデンホテル成田94億3000万円91億2500万円4億6200万円4.9%
ホテル日航奈良112億円103億7300万円5億5200万円4.9%

まずは、この数字の見かたから。ヒルトン成田を例にとります。

JHRはホテルの価値(=鑑定額134億円)を若干ディスカウントして購入(=取得額131億7500万円)することができました。そこから得られる利益(家賃収入-修繕費、諸経費)は年間6億2900万円です。

原資(=取得額131億7500万円)に対する利回りは4.7%になります。

4.7%という数字は結構良いです。ちなみに、日本の10年もの国債の利回りは約0.05%です(ご存知の通り、2年もの、5年ものともなると、マイナスになってしまいます)。

すなわち、
▼131億7500万円をヒルトン成田に投資して得られるお金
年間 6億2900万円

▼131億7500万円を10年もの日本国債に投資して得られるお金
年間    約658万円

あらら(投資額のほとんどを国債に依存している地銀がいかに苦労しているかがわかります)、その差は歴然。この比較が相応しいのかはさておき、ホテルへの投資がさほど悪いものではないことが、見て取れると思います。

次に3つのホテルの家賃、その他の費用などをもう少し詳しく見てみましょう。「ホテルの家賃って、こんな感じなんだ」という驚きがあると思います。

インターナショナルガーデンホテル成田
インターナショナルガーデンホテル成田