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ウエディングドレス業界激震!テイクアンドギヴ・ニーズのマリーゴールド買収、その狙いとは?

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テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>のマリーゴールド買収から垣間見える、業界の複雑な事情

テイクアンドギヴ・ニーズ(以下:T&G)は、2017年4月17日にドレスショップの展開や式場運営を行うマリーゴールドを、一部買収すると発表しました。大阪・神戸エリアのドレスレンタル・販売事業を約1億5000万円で買うという内容。これにより、T&Gの関西ドレス内製化比率は80%となります。

いや、ちょっと待て。2001年に上場を果たした老舗ブライダル企業T&G。「最初っからドレスを内製化すりゃよかったじゃん」と思ってしまいます。が、そこには簡単に内製化できない業界の複雑な事情が隠されているのでした、という話です。

この記事では、以下の情報が得られます。
1:結婚式場とウエディングドレスショップの蜜月の関係は、なぜ起こるのか
2:ドレス内製化による今後の伸びしろ

http://www.mirrormirror.jp/shop/

ドレス内製化で計画比9100万円プラスの効果

まずはT&Gの事業戦略から。T&G はドレス事業の内製化に力を入れ始めました。直営ドレスショップ「MIRROR MIRROR」を表参道にオープンしたのが2014年。2016年に横浜みなとみらいに2号店。今年は丸の内にも開業予定です。

なぜ、内製化するのか。答えは簡単。テナントドレスショップから中間マージンを得るよりも、直営の方が利益率が向上するからです。

T&G2017年3月期の売上高は601億円(前期比101.1%)と微増。ですが、営業利益は前期比157.8%の24億円と大幅改善しています。

増益要因の一つとして、ドレス内製化による粗利率改善を挙げています。その効果は、計画比の+9100万円。ドレスの直営店化に対する投資対効果がどうだったのかは別として、結構な増益をもたらしているようですね。

そこで、マリーゴールドの買収となるわけです。1億5000万円で買ったのは、以下のドレスショップ4店舗。

・アイリーナ神戸店
・アイリーナ姫路店
・アイリーナ京都店
・アイリーナ大阪店

 経営成績は以下の通りです。

▼売上高:7億6000万円
▼営業利益:1億600万円

 この買収により、平成30年4月から1億円程度の増益になる見込みです。悪くないですね。

「OK、それなら、どうして今までドレスを内製化しなかったんだい?」と、思いますよね。

実は「2001年に上場した老舗ブライダル企業T&Gが、なぜ今までドレスショップを直営化しなかったのか」。その疑問こそが、業界の本質を突いています。婚礼業界の複雑な事情が隠されているのです。

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