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アップルのARM転換、「本当の狙い」は法人市場への本格参入か

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米アップルが2020年中にパーソナルコンピューター「Mac」シリーズのCPU(中央演算処理装置)を、現在のインテル製から自社開発したARMアーキテクチャーの「Apple Silicon」へ切り替える。古くから関係が深かった両社だけに、今回の決定はむしろ「遅すぎた」と感じられるほど。そうなると気になるのは、なぜこのタイミングで「ARM転換」に踏み切るのか、だ。

アップルの「真意」がうかがえる買収

インテル製CPUの処理能力に不満があった、あるいはアップルの思い通りのCPUを供給してくれなかった(パソコンの世界シェアではアップルは10%に満たず、インテルにとって開発方針を左右するメーカーではない)との見方がもっぱらだが、いずれもMacシリーズの性能面での見方にすぎない。

もちろん商品力の向上につながる性能面の進化は重要だが、GAFAの一角を占めるアップルが日本メーカーのような「性能競争」レベルでARM転換を判断したとは考えにくい。当然、同社のビジネスモデルの大変革をにらんでいるはずだ。では、アップルはARM転換で何を狙っているのか。

その「答え」となりそうなのが、2020年6月24日に明らかになったアップルによる米フリートスミス(サンフランシスコ)の買収だ。同社は2016年の設立で、iPhoneやiPad、Macなどのアップル製品を一元管理する法人向けビジネスソフトを開発している。2019年4月時点で4000万ドル(約42億8000万円)以上の資金を調達していることから、シリーズDレベルのスタートアップ企業に当たる。

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