新型コロナウイルス対策の営業自粛や営業時間の短縮などによって、倒産や廃業に追い込まれる中小の飲食業が後を絶たない中、大手の飲食企業にも、赤字転落や閉店、出店中止などの深刻な影響が表面化してきた。
緊急事態宣言が解除されても新型コロナウイルス感染拡大の第2波、第3波に備えて、隣客との距離の確保や大人数での宴会の自粛などが続くことが予想されるだけに、出口が見えないのが実情だ。
ワクチンや治療薬が普及すれば、従来の生活に近づくことは可能だろうが、その時期までどのくらいの企業が耐えることができるだろうか。まだまだ苦境に陥る企業が増えるのは間違いなさそうだ...
5月7日にもレムデシビルが新型コロナウイルスの治療薬として承認される見通しだ。ただ、日本に何人分のレムデシビルが供給されるかは未定という。果たしてレムデシビルは足りるのだろうか。
新型コロナウイルス感染拡大による厳しい環境をチャンスと捉え積極策を打ち出す企業が現れてきた。新型コロナウイルス終息後に、大きく成長できるのはこうした企業なのだろうか。
すき家と吉野家の牛丼大手2社が、新型コロナウイルス対策の一環として新しい施策を打ち出した。他の飲食店でも同様の動きがあるが、国民食とも言われる牛丼を巡る取り組みだけに関心を集めそうだ。