オリンパス<7733>はデジタルカメラなどの映像事業を分社化したうえで、投資ファンドの日本産業パートナーズ(東京都千代田区)に売却する。同事業の価値やリスクなどの調査を行い、2020 年9月30日までに正式契約を結び、年内の取引完了を目指すという。
同社がホームページで公表している2008年3月期以降の決算資料によると、映像事業で過去13年間に黒字だったのは3年だけで、赤字体質が定着していた。特にこの2年間は厳しい状況にあり、2019年3月期、2020年3月期は400億円台の売り上げに対し100億円を超える営業赤字に陥っていた...