国内スーパー最大手のイオン<8267>が、スポーツEC(電子商取引)サービス事業に乗り出した。欧州最大のスポーツEC事業を展開するドイツのシグナ・スポーツ・ユナイテッド(ベルリン)と、2020年1月に設立した折半出資会社イオン・シグナ・スポーツ・ユナイテッド(東京都中央区)が6月から順次活動を開始する。 

新型コロナウイルス感染拡大防止のため休止していた屋内外のスポーツ施設の再開が広まってきたのを受け、スポーツマスクの販売に踏み切る企業が後を絶たないなどスポーツ関連の動きが目立ってきた。 

日本のスポーツ市場は健康志向の高まりから拡大傾向にある。そこに緊急事態宣言中の外出自粛の反動なども加わり、スポーツを楽しむ人たちが増えることが予想される。今後新型コロナウイルスとスポーツに関連する新たなグッズやビジネスが相次いで生まれてきそうだ。 

コミュニティースポーツと企業のつながりを創出 

イオン・シグナ・スポーツ・ユナイテッドは、スポンサー企業のロゴを印字したオリジナルユニフォームをオンラインで簡単に作成・購入ができるECサイトの運営を6月1日に始めた。 

同サービスはスポンサー企業のロゴを入れる位置や個数に応じて、10%から50%引きでオリジナルのユニフォームを作成できるもので、コミュニティースポーツと企業のつながりを創出することで、地域の活性化を推進していくという。 

このほか同社ではテニスファン向けの情報配信サービスアプリ「テニスポイント」を7月上旬に配信するほか、スポーツバイクのオンラインストア「プロバイクショップ」の運営を7月下旬から始める。 

シグナ・スポーツ・ユナイテッドは世界17カ国で約80のネットショップを運営し、自転車やテニス、アウトドア用品などを取り扱っている。 

イオンではシグナ・スポーツ・ユナイテッドとの協業によって「スポーツの振興やコミュニティーの創出、健康増進に寄与していく」としている。