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もっと早く上場廃止を決断していれば…東芝TOBの「自業自得」

※この記事は公開から1年以上経っています。
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東芝の再建は社内で最も抵抗が強かった上場廃止で決着する(Photo By Reuters)

回り回って、最も嫌悪していた「上場廃止」に

これが最初の「誤り」だった。第三者割当増資を引き受けたアクティビストは株式の保有を続け、その後の東芝にとっての深刻な悩みのタネになる。2021年1月に東証1部・名証1部への復帰が実現したが、東芝の経営はアクティビストからの干渉に苦しむ。

2021年4月にアクティビストからの影響力を排除すべく、前年に就任した車谷暢昭社長兼最高経営責任者(CEO)が古巣の英CVC キャピタル・パートナーズに買収してもらうことで打開を図ろうとした...

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