ブシロードがスポーツクラブ事業に見切りをつけ、参入から3年余りで撤退することになった。昨年5月に「都内初出店」の鳴り物入りでオープンした東松原店(世田谷区)も6月末に閉店する。コロナ禍で会員数が伸び悩んでいたのに加え、昨年来のエネルギー価格高騰による運営コストの上昇が直撃した。
同社は傘下に男子プロレス「新日本プロレス」、女子プロレス「スターダム」を擁し、スポーツクラブ事業との相乗効果を狙ったが、思うように事は運ばなかったようだ...
スポーツクラブ大手の2023年3月期決算はコロナ禍の落ち着きを受け、売り上げを10%前後伸ばした。一方、本業のもうけを示す営業利益は明暗が分かれた。コナミ、セントラルが増益だったのに対し、ルネサンスは減益、ティップネスは赤字圏にとどまった。
「今期も工作機械を数件買収する。遠くない時期に発表できる」ニデックの永守重信代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)は、2023年4月24日に東京・大手町で開いた決算説明会で、こう明言した。
入社式で大谷喜一社長が「マーケット自体は規模が伸びない。成長戦略の一つはM&Aだ」と語ったアインホールディングス<9627>。実際に何件のM&Aを実施したのか?東証の適時開示によると、同社は2016年以降で6件のM&Aを成功させている。