一方、祖業である顔料もM&Aで強化している。2022年11月に酸化鉄顔料を製造・販売する中国子会社の戸田聯合実業(浙江)有限公司(浙江省)の全出資持ち分60%を、同業で持ち分法適用関連会社の浙江華源顔料股分有限公司(同)など2社に譲渡することを決めた。
これに伴い、浙江華源は赤色、黄色、黒色のすべての酸化鉄顔料を手がける世界有数の酸化鉄顔料メーカーとなる。戸田工業は浙江華源の主要株主として経営に関与することで、機能性顔料事業の拡大を目指す...
パイロットコーポレーションは筆記具のリーディングカンパニーとして抜群のブランド力を誇る。日本初の純国産万年筆を製品化し、100年を超える歴史を刻む。そんな同社が中長期的な重点課題とするのが非筆記具事業の拡大だ。手つかずのM&Aについに着手した。
ドラッグストア大手のサンドラッグがM&Aを再起動した。今年に入り、8年ぶりとなるM&Aを2件手がけた。同社は2026年3月期に「売上高1兆円」を目標に掲げている。その実現に向けて、M&Aの号砲が鳴った形だ。
コロナ禍で観光業は深刻なダメージを受けた。大手航空券予約サイト「スカイチケット」を運営するアドベンチャーも例外ではない。コロナ禍前に積極的な買収をしていた同社も、一転にして子会社の売却に。その「売りの流れ」が、今年6月についに止まったのだ。