世界経済が急激な物価高に見舞われている。これまで30年にわたって「デフレ経済」で物価安が続いていた日本も例外ではない。特に食料品をはじめとする日用品の値上げは、庶民の生活に大きな打撃を与える。そのため食品スーパーは仕入れのコストアップと「1円でも安い」商品を求める顧客との板挟みになって苦戦中だ。そんな中、早々と値上げを実施しながらも、増収増益を実現した食品スーパーがある。「業務スーパー」を全国展開する神戸物産<3038>がそれ。なぜ、そんなことが可能だったのか?背景にはM&Aがあった...
近代ニッポンにおける資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一(1840~1931)。生涯に500余りの企業・団体の設立にかかわったとされ、その1つが渋沢倉庫だ。現在、全国に3900社近くある上場企業のうち、「渋沢」の名を冠した唯一の企業でもある。
横浜ゴムは国内3位、世界8位のタイヤメーカーだ。とはいえ国内首位のブリヂストンとは売上高で5倍以上の開きがある。半ば装置産業であるタイヤ製造ではスケールメリットが物を言う。巨大なライバルとどう戦うのか?そこでチャレンジしたのがM&Aである。
平和が2011年にゴルフ場運営会社のPGMホールディングス(現パシフィックゴルフマネージメント)を子会社化したあと、12件(16ゴルフ場)のゴルフ場の取得を発表した。今後もこのペースは維持できるのだろうか。
JSRは最先端の半導体製造に用いるEUV(極端紫外線)用フォトレジスト(感光材)メーカーの米国インプリア完全子会社化する。4カ年の中期経営計画に沿った決断だ。4年後はどのような姿になっているのだろうか。