パイロットコーポレーションは筆記具のリーディングカンパニーとして抜群のブランド力を誇る。1918(大正7)年に日本初の純国産万年筆を製品化し、100年を超える歴史を刻んできた。海外事業比率が70%に達するグローバル企業としても知られる。そんな同社が中長期的な重点課題とするのが非筆記具事業の拡大だ。手つかず状態だったM&Aにも着手した。
パイロットは2023年1月、手帳、ノート類などの文具を製造・販売するマークスグループ・ホールディングス(東京都世田谷区)を傘下に迎え入れる...
総合ディスカウント店ドン・キホーテを展開するパン・パシフィック・ インターナショナルホールディングスが、新たな経営の柱の構築に乗り出した。既存の海外事業と買収した米国のスーパー事業を合わせた海外事業を第3の柱に育てる計画だ。
ゴルフダイジェスト・オンラインが手がけるゴルフレッスン事業が好調だ。2018年に子会社化した米GolfTECが、のれん償却前の営業利益で黒字化したほか、国内で展開しているGolfTECのレッスン事業の売上高が大幅な増収となった。
国内の砂糖市場が縮小する中、業界再編が再び動きだした。業界首位の三井製糖が大日本明治製糖と経営統合して「DM三井製糖ホールディングス」を発足して1年余りだが、今回、主役を務めるのは2位グループの日新製糖。伊藤忠製糖(愛知県碧南市)と2023年1月1日に経営統合することで合意した。実は、日新製糖にとって業界再編の当事者となるのは2度目だ。
マネーフォワードは個人・法人向けの金融系のウェブサービスを手がけている。個人向けの家計簿アプリで事業を立ち上げた同社だが、法人向けのSaaS型サービスプラットフォーム事業に参入。以来、高成長を続けている。その原動力となったのがM&Aである。