手芸専門店をチェーン展開する藤久ホールディングス(HD)が同社として初の本格的なM&Aに動いた。編み物や刺しゅうなど手芸に関する出版・教育事業を手がける日本ヴォーグ社(東京都中野区)を傘下に収めることになった。藤久は今年1月に持ち株会社制に移行し、その狙いとしてM&Aによる業容拡大を打ち出していたが、早速実行に移した形だ。
地下鉄丸ノ内線の中野富士見町駅からほど近い住宅街の一角に茶色を基調した4階建ての瀟洒な建物が見えてくる。1フロア1000平方メートルの横長のゆったりしたつくり...
しゃぶしゃぶの「木曽路」や、焼肉の「大将軍」などを展開する木曽路が、コロナ後を見据えて攻勢に転じた。木曽路や大将軍などの出店拡大を計画しており、こうした今後の出店戦略を踏まえて、食肉加工会社を傘下に収めることにしたのだ。
クスリのアオキホールディングスがM&Aにアクセルを踏み込んでいる。買収ターゲットは地場の食品スーパー。その数は最近2年間で6件に上る。クスリのアオキは元々、食品販売を成長の原動力としてきたが、ここへきて攻勢を一段と強めている理由は。
出版業から脱皮し、「終活企業」に大変身を遂げた鎌倉新書<6184>。お墓、葬儀、仏壇、相続…。「終活のワンストップサービス」を旗印に、誰もが直面する終活への不安の解消を目指す。終活ビジネスの戦線拡大に向け、新たに介護に本格進出する。
2008年に日本ビクターとケンウッドが統合して誕生して以来、波乱万丈の経営が続いてきたJVCケンウッド。2020年3月期の売上高は約2913億円と、経営統合時の約8200億円に比べ3分の1近くまで縮小している。巻き返しのカギはM&Aだ。