【株価】 高い利益成長で急上昇 足元は上値重く

 業績拡大に伴い、RIZAPグループの株価は大幅に上昇している。11月2日時点の株価は863円と3年前の約8倍に跳ね上がった。2017年3月期の業績予想をベースに計算した予想PER(株価収益率)は約18倍。スポーツクラブ運営のセントラルスポーツ(約13倍)やルネサンス(約12倍)を大きく上回る。RIZAP事業の高いブランド力に基づく収益力や成長性が投資家に評価されているようだ。

 もっとも足元では株価の上値は重くなっている。さらに上値を追うには、RIZAP事業が好調なうちにここ1~2年で買収した子会社の業績を成長軌道に乗せることが課題になりそうだ。

【まとめ】M&Aさらに積極化の公算 買収子会社の成長が重要に

 RIZAPグループの急激な成長は、多額の広告宣伝費の投入によるブランド力の増大とM&Aによるものであることは明らかである。創業者持株比率が以前高いこともあり資金調達の余地は大きいため、豊富な資金力を背景に今後もM&Aを活発に行っていくことも考えられる。ただ、最近では資金の移動を伴わない業務提携も増えてきている。「RIZAP」ブランド力が高まったことで広告宣伝費の投入が抑えられていることと同様に、これまで買収した子会社を成長させることにも力点を置くことが重要となってくる。今後は、蒔いた種をいかに刈り取るかについても注目していきたい。

 この記事は、企業の有価証券報告書などの開示資料、また新聞報道を基に、専門家の見解によってまとめたものです。

まとめ:M&A Online編集部

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