物言う株主が主導した「2分割案」が他ならぬ物言う株主からの反対で否決されたことから、物言う株主間の対立と混乱が明らかになった。臨時株主総会ではシンガポールの資産運用会社である3Dインベストメント・パートナーズが提出した東芝株の非公開化を求める株主提案も否決されるなど、物言う株主も一枚岩ではない。
物言う株主の足並みの乱れは、東芝にとっては有利な状況といえる。物言う株主の切り崩しに成功すれば、東芝の意向に沿った方向で経営再建を進めることも可能だろう...
ホテルメルパルクを運営するメルパルクが、東京を含む6施設を9月末で営業を終了すると発表しました。メルパルクは事業再生ADRを申請したワタベウェディングの子会社。ワタベは医薬品の興和のもとで再建を目指しています。赤字事業から撤退し、早期立て直しを図るものと考えられます。
上場企業で希望(早期)退職者の募集結果に関する発表が相次いでいる。今年に入って13社(一覧表)を数えるが、約半数の6社は応募者が100人を超える。なかでも最多は富士通で、応募者は3000人(国内グループ企業を含む)以上にのぼった。
「アパレル冬の時代」と言われて久しい。とりわけ紳士服はカジュアル化の流れに加えて、コロナ禍により自宅でのリモート勤務が増えたことで需要が激減。紳士服量販店チェーン「洋服の青山」を展開する業界最大手の青山商事も大打撃を受け、生き残りに必死だ。
スポーツクラブ、スイミングスクールなど「フィットネス」関連のM&Aがじわり増えている。昨年は年間4件(適時開示ベース)と過去10年で最多を記録し、今年も2カ月足らずで早2件を数える。コロナ禍による利用者の減少などで経営基盤が揺らいでいることが背景にある。