キリンHD 中国の飲料事業会社の株式持分を1150億円で譲渡へ
公開日付:2022.02.16
株式売却益約390億円を見込む
キリンホールディングス(株)(TSR企業コード:290042992、中野区、東証1部)は2月16日、中国で水など飲料事業を手がける持分法適用関連会社の株式を投資会社に約1150億円(1000百万米ドル)で売却すると発表した。売却益は約390億円を見込む。
株式を売却するのは、中国で飲料事業を手がける華潤怡宝飲料(中国)投資有限公司の持株会社の華潤麒麟飲料(大中華)有限公司。キリンHDが4割出資し、中国で小売やビールなどを手がける華潤グループと合弁で2011年に設立した。
キリンHDの発表によると、主力の水を中心に成長してきたが、「バランスシート・ポートフォリオ・マネジメント」の観点も含め、譲渡を決めたという。譲渡後も中国での清涼飲料事業における知的財産権の使用・実施許諾等の華潤グループとの業務提携は継続する。
キリンHDは2月14日に、ミャンマー事業の撤退を発表している。
株式譲渡先は投資ファンドのPlateau Consumer Limitedで、譲渡実行日は未定。
「西武」の2文字がこのところ、経済ニュースを賑わせている。共通するキーワードは「売却」だ。