「1株4620円」で、東芝のTOBは成立するか?

※この記事は公開から1年以上経っています。
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東芝のTOBは成立するのか?(Photo By Reuters)

株主が納得する価格には程遠い?

ただ、一般株主にとってはTOB応募を左右するのは公募価格であることは間違いない。JIPが2022年11月に提示した価格は5200円だったが、東芝が業績見通しを下方修正したことを受け、2023年2月には4710円に引き下げた。同月に東芝は見通しをさらに下方修正したことから、最終的には4620円と1割以上も値下がりしている。

JIPが「あらゆる算定法で見て、企業価値を正しく反映した公募価格である」と主張したところで、大半の一般株主が「安すぎる」と判断すればTOBは成立しない...

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