~ステップぱーとなー関連の破産相次ぐ~
介護サポートサービス(株)(TSR企業コード:017829399、法人番号:7010401124299、船橋市行田3-26-22、小田長竜太郎社長)と関連の4社は8月31日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には佐藤弘康弁護士(法律事務所Comm&Path、中央区銀座3-13-19)が選任された。
負債総額は介護サポートサービスが債権者92名に対して2億4028万円、5社合計6億4592万円。
介護サポートサービスほか4社は、機能訓練型デイサービス「ステップぱーとなー」の経営とFC事業を展開していた(株)ステップぱーとなー(TSR企業コード:300099150、法人番号:5012701011889、東京都台東区)の関連会社。5社ともに通所介護事業などを手掛けていた。
ステップぱーとなーは、M&Aや福祉貸付資金の利用のほか、投資家からの資金調達などでグループの業容拡大を進めていた。しかし、「新型コロナウイルス」感染拡大による施設利用者数の減少で、介護報酬が落ち込み資金繰りがひっ迫。8月5日、東京地裁より破産開始決定を受けた。
このため、関連会社(20社超)も同時に事業を停止して順次、破産手続きを進めることとなった。今回5社が破産開始決定を受け、ステップぱーとなー関連の倒産はこれまでに合計7社となった。
介護サポートサービスと同時に破産開始決定を受けた4社は以下の通り。
SP東京サービス(株)(TSR企業コード:137634986、法人番号:8012701016233、船橋市行田3-26-22、小田長竜太郎社長、負債総額3914万円)
SPアサヒケア(株)(TSR企業コード:134038410、法人番号:4020001135418、神奈川県横浜市旭区白根6-37-9、同社長、負債総額2億4038万円)
(株)あいむほうむ(TSR企業コード:033886032、法人番号:7122001022442、大阪府八尾市山本町南1-10-23、同社長、負債総額4226万円)
(有)オレンジリーフ(TSR企業コード:322094879、法人番号:8040002016297、千葉市若葉区加曽利町964-21、同社長、負債総額8386万円)
語学関連の老舗出版社の第三書房は6月30日、事業を停止し、破産申請を渡邉敦子弁護士に一任した。負債総額は1億3269万円(2021年11月期決算時点)。
新電力事業者のFTエナジーは7月1日、東京地裁より破産開始決定を受けた。負債は現在調査中。新電力の倒産は今年に入ってISエナジーに次いで5社目となる。
横浜中華街の老舗中華料理店「聘珍樓横濱本店」などを経営していた運営会社が6月2日、横浜地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は約3億円を超える見通し。
2021年度のハンバーガー店の倒産は6件(前年度1件)で、このうち5件はコロナ関連倒産だった。コロナ禍が生んだブームの陰で、好調と不振の2極化が進む。
4月11日、東京地裁より民事再生開始決定を受けていた(株)ミレニアムが再生手続廃止決定を受けた。今後、破産手続きに移行する。
合同会社バイオマスプロジェクト第1号は債権者から破産を申し立てられ4月13日、東京地裁から破産開始決定を受けた。同社は2021年10月に破産したJCサービスのバイオマス発電事業に関わっていた。
民事再生手続き開始決定を受けていたアンフィニが再生手続廃止決定および保全管理命令を受けた。今後破産に移行する。負債総額は86億8764万円(民事再生法申請時点)。
イセ食品の会社更生に至る舞台裏が次第に明らかになってきた。株主と金融機関が会社更生を申し立てる異例の展開は、私的整理の枠組みを反故にし続けたグループオーナーへの不信が背景にあった。
養豚大手の長島ファームは3月2日、鹿児島地裁に民事再生法の適用を申請し同日、保全および監督命令を受けた。負債総額は約32億8600万円。
マレリホールディングスは3月1日、事業再生実務家協会に事業再生ADRを申請した。2020年12月期現在の有利子負債合計(単体)は1兆1707億9300万円。取引金融機関は約30。
ミナト製薬は1月5日、東京地裁から破産開始決定を受けた。取り扱いは青汁、ローヤルゼリーなどの健康食品から化粧品に至るまで多岐に渡っていた。負債額は調査中。
D-LIGHTの関連会社として蓄電池やLED照明器具の開発、販売を手掛けていたD-PROXは12月20日、東京地裁に破産を申請した。負債総額は債権者102名に対し約177億円。
倒産取材の現場では、「新型コロナが影響した」とのセリフをよく聞いた。関係者へのヒアリングでは「枕詞」と化し、破産や民事再生の申立書でも常套句として使われた。だが、それに慣れると本当の原因を見誤る。
産業経済新聞社が全額出資するサンケイ総合印刷は12月6日、東京地裁から特別清算開始決定を受けた。負債総額は約10億円。
高松グランドカントリーは11月24日、高松地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約46億8000万円。近年は会員の高齢化により退会希望者が増加し、預託金の返還請求が相次いでいた。
パン工房のベルベ(大和市)が再度の資金ショートを起こし11月15日、行き詰まりを表面化した。社長と連絡が取れず、代表交代による破産申請を検討している。
秋田地裁に民事再生法の適用を申請していたわらび座が11月2日、民事再生開始決定を受けた。同社は劇団運営のほか、温泉旅館、地ビール製造なども手掛けていた。負債総額は約14億4600万円。
完全個室の居酒屋経営を運営していたアンドモワは10月29日までに事業を停止した。負債総額は約100億円で、飲食業のコロナ関連破たんとしては最大となる。
「池上彰の学べるニュース」シリーズなど著名な作者の出版を手掛けていた海竜社は9月7日、事業を停止し東京地裁への破産申請を弁護士に一任した。負債総額は約2億4000万円。