語学関連の老舗出版社「第三書房」が倒産
語学関連の老舗出版社の第三書房は6月30日、事業を停止し、破産申請を渡邉敦子弁護士に一任した。負債総額は1億3269万円(2021年11月期決算時点)。
~かつて「ドルチェ&ガッバーナ」ブランドを手掛けていた~
三崎商事(株)(TSR企業コード:570199913、法人番号:1120901020983、箕面市船場東2-1-13、1963(昭和38)年5月、資本金9600万円、三崎勝弘社長)は8月1日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請し同日、監督命令を受けた。申請代理人は稲田正毅弁護士(共栄法律事務所、大阪市中央区南船場4-3-2、電話06-6222-5755)。監督委員には印藤弘二弁護士(はばたき綜合法律事務所、大阪市北区西天満4-8-17、電話06-6363-7800)が選任された。
負債総額は46億6300万円(2022年2月期決算時点)。
三崎商事は、高級ブランド「ドルチェ&ガッバーナ」を日本市場に参入させたことで知られる(契約は1996年~2002年)。
1990年代は200億円を超える売上高を誇っていた時期もあったが、同業者との競合やブランドの取り扱い終了などから、2004年2月期の売上高は108億9203万円まで低下。以降は、ファストファッションの台頭の影響や店舗のスクラップなどで、2019年2月期の売上高は50億円を割り込んだ。
この間、赤字決算も散発して債務超過に陥るなか、「新型コロナウイルス」の影響や急激な円安など環境は悪化し、今回の措置となった。
三崎商事のホームページによると、マロ(malo:イタリア)、チヴィディーニ(CIVIDINI:イタリア)、ボリオリ(BOGLIOLI:イタリア)などのインポートブランド・ショップを展開。バッグ&アクセサリーは、フォレルパージュ(FAURE LE PAGE:フランス)、ゲラルディーニ(GHERARDINI:イタリア)などのブランドを輸入販売している。
語学関連の老舗出版社の第三書房は6月30日、事業を停止し、破産申請を渡邉敦子弁護士に一任した。負債総額は1億3269万円(2021年11月期決算時点)。
D-LIGHTの関連会社として蓄電池やLED照明器具の開発、販売を手掛けていたD-PROXは12月20日、東京地裁に破産を申請した。負債総額は債権者102名に対し約177億円。
完全個室の居酒屋経営を運営していたアンドモワは10月29日までに事業を停止した。負債総額は約100億円で、飲食業のコロナ関連破たんとしては最大となる。