トップ > ビジネスと経済 > 事業再生・倒産 >薬事新報社が破産 週刊「薬事新報」を発刊していた

薬事新報社が破産 週刊「薬事新報」を発刊していた

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
※画像はイメージです

~週刊「薬事新報」を発刊していた~

(株)薬事新報社(TSR企業コード:292155239、法人番号:5010001059591、中央区日本橋小伝馬町4-2、設立1965(昭和40)年2月、資本金1000万円、上野敬人社長)は12月14日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には菅野百合弁護士(西村あさひ法律事務所、千代田区大手町1-1-2、電話03-6250-6200)が選任された。
 負債総額は債権者約10名に対して約2700万円。

 週刊「薬事新報」など薬剤師向けの出版物を発行していた。1992年6月期は売上高約3億円を計上していたが、出版不況やデジタル化などで購読者が減少。2018年1月には週刊薬事新報をPDF版に移行したが、購読者の減少に歯止めがかからず、近年の売上高は1億円を下回っていた。赤字も続き、資金繰りは限界に達し2022年12月5日、事業を停止した。
 なお、週刊「薬事新報」の定期購読者は、現在調査中だが約200名とみられる。

東京商工リサーチ「TSR速報」より

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5