~チョコレートブランド「ホテルショコラ」運営会社~
(株)ホテルショコラ(TSR企業コード:028957962、法人番号:3440001008359、渋谷区渋谷2-24-12、設立2018(平成30)年7月、資本金500万円、代表:長瀬寛幸氏ほか)は7月28日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し同日、保全命令が下りた。申請代理人は渡辺宗彦弁護士(ブレークモア法律事務所、千代田区霞が関1-4-1、電話03-3503-5571)。
負債総額は約51億円。
イギリス企業のチョコレートブランド「ホテルショコラ」の本格的な日本進出を目的に設立された。「ホテルショコラ」はイギリスでは100カ所以上の店舗とチョコレートスクールなどを展開し、知名度を有していた。
日本国内では当社設立後、商業施設などにチョコレート販売店を設置。一部店舗ではカフェも併設し、カカオドリンクやアイスクリームなども提供して積極的な出店を進めるほか、オンラインショップにも注力していた。
「新型コロナウイルス」感染拡大による一部店舗の休業などを余儀なくされたものの、コロナ禍のなかでも新規出店を重ね、全国で約30店舗まで拡大し、2021年6月期は売上高約10億円をあげていた。
しかし、事業の急拡大で資金需要も増していたうえ、コロナ禍の長期化や為替変動などから事業環境が悪化。イギリス企業からの支援も弱まり、資金繰りがひっ迫し、今回の措置となった。
なお、店舗の運営は継続している。
4月11日、東京地裁より民事再生開始決定を受けていた(株)ミレニアムが再生手続廃止決定を受けた。今後、破産手続きに移行する。
養豚大手の長島ファームは3月2日、鹿児島地裁に民事再生法の適用を申請し同日、保全および監督命令を受けた。負債総額は約32億8600万円。
パン工房のベルベ(大和市)が再度の資金ショートを起こし11月15日、行き詰まりを表面化した。社長と連絡が取れず、代表交代による破産申請を検討している。