M&Aにより営業利益は18年間で13倍超へ

M&Aでディーラーとしての規模を拡大することで、売上高は上場した2000年3月期の163億7700万円から2018年3月期の2021億3300万円へ12.3倍に、営業利益は13.1倍に成長した。だが、それだけではない。規模拡大と同時に、同社は自動車販売会社としての体質改善に成功している。

積極的なM&Aを進める高橋社長(同社ホームページより)

それはストック型ビジネスへの転換だ。ストック型とは、仕組みやインフラをつくることで継続的に収益が入ってくる形態を指す。一方、単発で商品を販売したり、業務を請け負う形態をフロー型ビジネスと呼ぶ。一般に自動車販売会社は「クルマを買いたい」顧客を見つけて販売するフロー型ビジネスといえる。

しかし、それでは景気の変動などに左右され、売り上げが安定しない。しかも、バブル崩壊以来、国内景気の長期低迷が続き、新車販売台数は減少傾向にあった。

そこで同社が目をつけたのは、国内乗用車保有台数-実際に稼働している自動車の台数だ。こちらは一貫して増加を続けていた。

新車販売が減少しているのに、保有台数は増えている。そこから見えてくるのは、新車を買い控えながら古い乗用車を長期間乗り続けている消費者の姿だった。同社は新車・中古車販売に加えて、顧客が長年乗り続けている乗用車の点検や車検、修理、手数料収入などのメンテナンスサービスに力を入れたのだ。