ビューティガレージ<3180>が美容商社として存在感を急速に高めている。「IT」+「直販」という流通モデルは2003年の会社設立当初、異端扱いされたが、理美容室やエステティックサロン、マッサージ店、ネイルサロンなどの美容サロンの支持を獲得し、今や業界標準となった。

美容商材のネット通販最大手に成長した同社が新たに掲げる目標は「アジアNo.1のIT美容商社」。昨年、初めての海外M&Aに取り組むなど布石づくりが着々進行中だ。

美容業界の常識に挑む、ダイレクト販売を実現

ビューティガレージが取り扱うのは業務用のプロ商材。スタイリングチェア、シャンプーユニット、パーマ機器、タオルウオーマー、エステスチーマー、エステベッド、ネイル機器などの器具・用品から、シャンプー、トリートメント、エステ化粧品、マッサージオイル、ネイル用ジェル、まつ毛エクステ、リネン類などの化粧品・材料まで、美容サロンが必要とするあらゆるアイテムを提供する。その品ぞろえは中古・アウトレット品を含めて150万点にのぼる。

本社/総合ショールーム(東京都世田谷区)

問屋やディーラーによる販売という従来の美容業界の常識を破り、一切の中間流通を省いたダイレクト販売で迅速・低コストのサプライチェーンを実現した。自社ブランド(PB)で企画・開発した美容機器・用品や化粧品を提携工場で大量一括生産するとともに、国内外の主要メーカーの製品については直接買い付けている。

これら物販事業の販売チャンネルは主に3つ。インターネット通販サイト「BEAUTY GAREGE Online Shop」を中心に、全国主要8都市のショールームや通販カタログ「BG STYLE」を通じて販売している。なかでもパソコンやスマホによるネット通販の売上構成は約70%近くを占める。当日17時までに注文すれば、自社物流センターからすべて即日発送する(大型機器類は除く)。

「美容業界の常識に挑む」。こうした旗印のもと、広告業界出身の野村秀輝氏(現CEO)と理美容ディーラーを営む供田修一氏(現COO)がビューティガレージを設立したのは2003年。インターネットによる中古理美容機器販売・買取サイト「BEAUTY GAREGE Online Shop」を立ち上げ、第1号のショールームも都内に開設した。

美容サロンの支持を広げ、会員数は34万

しかし、問屋・1次ディーラー・2次ディーラーという多層的な流通構造が一般的だった美容業界にあって、「IT」と「直販」によるビジネスモデルは既成の秩序を壊すものと映った。業界の変革者か、それとも破壊者だったのか。その答えは全国の美容サロンからの広範な支持だった。

全国の美容サロンの登録会員数は34万5229(2018年4月末)で、前年比11.7%増えた。このうち過去1年以内に購入履歴のあるユーザーは9万8169口座(前年比8.3%増)、6回以上のロイヤルユーザーは2万4524口座(同24.5%増)。この5年で会員数はほぼ倍増した。

ビューティガレージHPから