王子ホールディングス<3861>が海外企業のM&Aに力を入れている。2010年以降の買収企業は主なものだけでも7件に達する。こうしたM&Aに伴い海外売上高比率は徐々に高まっており、2010年ごろに5%程度だったのが現在は30%ほどにまでになった。
2018年5月の決算発表では、海外事業について「M&Aなどによる新規拠点の獲得を進める」との方針を示した。さらに王子ホールディングスの矢嶋進社長はマスコミのインタビューに「海外売上高比率を5割に高めたい」と語っており、ベトナムやインドネシア、インドなどの市場開拓に積極的に取り組む姿勢を鮮明にしている...