光村印刷<7916>は1901(明治34)年の創業から120年近い歴史を持つ。幾多の時代の荒波をくぐり抜け、中堅印刷会社として確固たるポジションを築いてきたが、“異次元”の生き残り競争に直面して久しい。活字離れやIT化による紙媒体の需要減が続く中で、国内印刷市場はこの20年間で約4割縮小しているからだ。持続的な成長に向けて、どう局面転回を図るのか。
その答えの一つといえるのが9月10日に発表した新村印刷(東京都千代田区)の買収だ...
ワールドが攻勢を強めている。業績の悪化に伴い改革を断行。その後数年で立ち直ったのみならず、さらに進んでファンドによるファッション企業の支援に乗り出すなど新しい事業に果敢に挑んでいる。