プレミアグループ<7199>は自動車の整備・板金事業で今後10社程度のM&Aを実施する。中古車向け月賦などの信用販売(クレジット)や、故障などの保証(ワランティ)の主力事業に加え、整備・板金事業者を買収することで、事業領域を拡大するのが狙いだ。

新業態の創造を目指す

同社の商品を取り扱う中古車販売業者(加盟店)は2万社ほどあり、今後も加盟店向けにオートリースや新車仲介販売、オートコンシェルジュサービス(ロードサービス)などの事業を拡充する。

(図1)「カーライフをトータルサポートする」企業イメージ

さらに広告、自動車輸送、自動車輸出、海外展開など新たな事業領域を開拓し、「カーライフをトータルサポートする」企業形態(図1)を目指すという。

こうした業態の企業はまだ存在せず、達成できれば唯一の存在となる。この壮大な構想実現のための第一歩が整備・板金業者の買収となるわけで、今後のM&Aの動向が注目される。

整備・板金事業については北海道、東北、関東、中部、中四国、九州の地域で10工場体制を構築する。1工場月間100台ほどの処理能力を持たせ、10工場で年間1万2000台まで対応できるようにする。

約2万社の加盟店が1年に1台整備や板金を依頼しても2万台になるため、採算は十分とれる見込みで、早急に体制を整える。

プレミアグループが販売した保証商品に伴う車両の修理や板金、塗装などの作業は、これまでは外部の業者に委託してきた。10工場体制が整えば、これら委託作業を社内に取り込めるため、コスト削減効果も期待できる。

すでに北海道については2016年の3月と9月に、和田自動車板金から2工場を譲り受け、整備・板金事業をスタートした。2工場合わせた処理能力を月間100台ほどに増強しており、近く本格稼働する。

整備・板金事業については今後の事業拡大のポイントとなるため、2016年8月に保証車両の修理や板金などを専門に手がける新会社PASを立ち上げ、加盟店が販売した中古車が故障しても迅速に対応ができるようにした。

では整備・板金以外の事業領域の拡大についてはどうなのか。