第一生命ホールディングス(HD)<8750>が生命保険事業の海外展開にアクセルを踏み込んでいる。少子高齢化で国内需要が縮小する中で、新たな成長シナリオとして描いたのがM&A戦略を軸とするグローバル化。2000年代半ば以降、米国やベトナム、豪州で有力生保を次々に傘下に収めた。日本、北米、アジア・パシフィックでの3極体制をいち早く構築し、資産運用(アセットマネジメント)分野を含めて海外での事業を急拡大中だ...
双葉電子工業は蛍光表示管(VFD)、有機ELディスプレー、タッチセンサー、複合モジュール、産業・ホビー用ラジコン機器などの電子デバイス製品や金型用器材、生産器材などを手がける製造業。これだけ幅広い製品を提供できるようになった理由はM&Aだ。
パーク24の快進撃が続いている。24時間無人営業の「タイムズ駐車場」は全国で1万7000件を超える。カーシェアリングでは会員数が100万人を突破し独走状態に。昨年は初の海外M&Aを行い、駐車場のグローバルプレーヤーとして一歩を踏み出した。
レストランやスーパーなどの商空間の設計や施行などを手がけるラックランドのM&A戦略が2巡目に入った。1巡目は商空間を構成する5分野でM&Aを活用した体制作りを実施。2巡目はこれら分野をエリアごとに拡充するためのM&Aを実施する。
食品用トレー最大手のエフピコが事業拡大を急ピッチで進めている。2017年から再生PET樹脂の生産力を増強、2018年5月には共同出資で新たなグラビア印刷工場を稼働した。積極投資で業界トップの地位は不動。この「快進撃」の原動力がM&Aだ。