誰もが一度は食べたことのあるマクドナルドのハンバーガーに牛肉100%のパティを供給している企業が東証1部上場のスターゼン<8043>だ。世界で初めてのロースハムを作ったローマイヤ社のハムも同社の商品であり、スーパーの精肉売り場に並ぶパック売りの商品にも、スターゼンの商品が提供されている。社名は大々的に出ないものの、私たちの食生活に密接に関わりのある企業だ。スターゼンの歴史とM&A戦略を分析する。
設立は1948年、全国畜産協同組合を母体に前身となる「全国畜産株式会社」設立が始まり...
かつては日本航空の子会社だったJALUXは、2007年に双日と資本業務提携し事業の多角化をめざして慎重にM&Aを進めている。M&Aは10年間でわずか3件だが、スキームは保守的でありながらも安定感がある。
「洋服の青山」で知られる紳士服業界首位の青山商事はスーツの市場縮小に対応して、M&Aを積極化している。2015年に靴やかばんの修理店「ミスターミニット」の運営企業を買収。スーツ以外の新たな収益源を育てる考えだ。
人材サービス業などを手掛けるライクはM&Aを通じて事業の多角化に挑む。機動的な買収で保育や介護事業に参入。昨年12月に社名をジェイコムホールディングスから変更し、幼児から高齢者まで人生のあらゆる段階に必要な企業グループを目指す。
ファーマライズホールディングスは調剤薬局を主力としながら、ドラッグストアや化粧品販売も手がけています。M&Aを通じてコンビニの利便性と調剤薬局の専門性を掛け合わせた新たな業態にも進出。ヤマダ電機とも提携し、積極的に販路を拡大しています。