コナミホールディングス<9766>はゲームソフト開発やアミューズメント機器の製造、スポーツクラブ運営を手がける企業である。国内では「実況パワフルプロ野球」という人気タイトルを抱え、家庭用からモバイルゲームまで幅広く展開する。M&Aによって参入したスポーツクラブ運営は国内で最大規模の店舗数まで成長した。2006年に持ち株会社制に移行したのを機にM&Aや組織再編に取り組み、顧客に「価値ある時間」を提供する企業集団をめざす。

【企業概要】娯楽と健康が事業領域

 コナミホールディングスは、現代表取締役会長である上月景正氏が1969年大阪豊中市で創業した。1973年、コナミ工業株式会社を設立し、アミューズメント機器の製造を開始する。1984年に大阪証券取引所第二部に株式を上場。1999年にはロンドン証券取引所にも上場した。

 現在、「娯楽」と「健康」をメインに、①デジタルエンタテインメント②健康サービス③ゲーミング&システム事業④アミューズメント事業まで多面的に展開。ゲーミング機器、遊戯機等の製造販売も展開している。多角化で参入したスポーツクラブ施設運営は国内首位となった。2016年3月期の連結社員数は4578人、連結売上高は2499億円となっている。

【経営陣】上月親子が会長・社長

 代表取締役社長を務める上月拓也氏は、現会長の子息である。1995年に日本大文理中退、コナミ入社。1997年11月に米国法人であるKonami Computer Entertainment America , Incの取締役副社長を務め、2009年6月にコナミホールディングスの取締役、2009年11月に取締役副社長を歴任。2012年6月からKonami Corporation of America 取締役会長、コナミホールディングス代表取締役社長を現任。

【株主構成】創業家が27%超を保有

コナミホールディングスの主要株主
株主名称 保有株式数(千株) 持ち株比率(%)
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 18,264 12.73
上月財団 16,750 11.67
コウヅキホールディング 15,700 10.94
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 9,453 6.59
コウヅキキャピタル 7,048 4.91
資産管理サービス信託銀行(証券投資信託口) 3,201 2.23
チェース・マンハッタン・バンクGTS(エスクロウ) 2,169 1.51
ゴールドマン・サックス証券 2,092 1.46
三井住友銀行 2,017 1.41
ビー・エヌ・ピー・パリバ証券会社 1,963 1.37
78,657 54.82
2016年9月末時点

 上月財団、コウヅキホールディング、コウヅキキャピタルの持ち株を合計すると27%超を保有する。実質的に創業家が筆頭株主として経営の意思決定に関与するオーナー企業であると言える。