menu
Social media

M&Aアーカイブス

M&Aアーカイブス

【プラザクリエイト】プリントからモバイルへ 写真市場の変化にM&Aで対応

Cover 2a2dcff9 89e0 4304 a553 79c5b8e511b7
都内のパレットプラザ

 プラザクリエイト<7502>というとご存知ない方も多いかもしれないが、フォトサービスショップの「パレットプラザ」や「55ステーション」と聞くとお分かりになるかもしれない。同社は2016年9月現在、全国に500店舗近くを出店する企業である。フォトサービスショップを運営する一方で、移動体通信業者のキャリアショップ等も80店舗近く運営しており、リテールビジネスを展開している。しかしながら、同社のM&Aは小売店舗を対象としたものは少なく、むしろメーカーの買収が多い。このM&A戦略から見えてくる同社のビジョンについて考えたい。

【企業概要】米国の写真サービス店を日本に輸入

 プラザクリエイトは、大島康広氏が大学在学中の1984年に、写真撮影事業を始めたことに端を発している。カメラマンを志していた大島氏であったが、当時のアメリカで流行していたフォトサービスショップと同じような業態を日本に輸入して、「パレットプラザ」を出店することになる。これが大ヒットをして、FC店による展開も利用して事業を急速に拡大し、一時期は1,000店舗以上を展開した。現在はFC店を含めて500店舗以上を展開していて、同社の主力事業(プリント事業)となっている。また同社は、このプリント事業と並び、移動体通信業者のキャリアショップ等の運営をするモバイル事業を展開しており、プリント事業を上回る売上規模となっている。

【経営陣】大島氏を筆頭に少人数で意思決定

 創業者である大島康広氏が1988年の同社を設立して以来、代表取締役社長を務める。53歳。上場企業としては珍しく、取締役は大島氏を含めて計3名しかおらず、少人数の経営陣で迅速な意思決定ができる体制となっている。


【株主構成】大島氏が実質40%程度を保有

プラザクリエイトの大株主
氏名又は名称 所有株式数(千株) 持ち株比率(%)
中部写真 5,506 39.79
シンプレス・インベストメント・ビー・ブイ 2,400 17.34
富士フイルム 2,259 16.32
みずほ銀行 571 4.12
資産管理サービス信託銀行 332 2.40
大島 康広 216 1.56
プラザクリエイト従業員持株会 150 1.09
キヤノンマーケティングジャパン 150 1.08
浅沼商会 81 0.58
松田産業 80 0.58
11,747 84.90
2016年3月時点、有価証券報告書を元に作成

 中部写真は、大島康広氏がプラザクリエイトの前進として設立した会社である。実質的には個人保有分と併せて40%程度を、大島康広氏が保有していることになる。その他には、会社黎明期から提携をしていた富士フイルムが外部の法人としては筆頭株主となっている。

 なお、シンプレス・インベストメント・ビー・ブイとは2016年12月に資本業務提携を解消し全株式を自己株式として取得したため、同社は株主ではなくなっている。

アーカイブス

関連のM&Aニュース

NEXT STORY

【富士通】「虎の子」を使い切り、背水の陣でM&Aに挑む

【富士通】「虎の子」を使い切り、背水の陣でM&Aに挑む

富士通は過去に海外企業の買収で失敗した苦い経験を持つが、優良子会社のファナック株を売却することによって危機を乗り越えてきた。最近ではニフティの完全子会社化にも踏み切るなどM&Aへの積極姿勢を鮮明にしている。


注目の記事

Thumb 360806d3 5891 4010 8d81 e5ebbe1c4544

【ビジョナリーHD】「視界不良」のメガネスーパーが復活した理由

経営危機のどん底からよみがえった「メガネスーパー」。2017年に持株会社制へ移行し、「ビジョナリーホールディングス」として新たな歴史を刻み始めている。投資ファンドによる再建を果たした同社は、M&Aで新分野を開拓し、次なる飛躍を果たそうとしている

Thumb ec47f788 1259 4d83 bdd8 8407d10e0e92
Thumb 5535fbd2 d91a 4fbd a0be 6bc68475be6d
Thumb fc3e0390 342b 4215 a82c 567609f5a344