日本で最も多くの店舗を誇る女性だけのフィットネスクラブ「カーブス」。同業態を運営するのが、ジャスダック上場のコシダカホールディングス<2157>だ。予約不要、30分のフィットネスで気軽に参加できることもあり、40代以上の女性から圧倒的な支持を得ている。2005年に日本に持ち込まれて以降、、店舗数は2016年8月期で1722店舗、会員数は77.2万人と急成長している。成長の秘訣とM&A戦略を分析する...
インターネット広告大手のアドウェイズは、情報端末が携帯電話からスマートフォンに移るなかでM&Aで事業を機動的に変化させています。最近では海外配送代行やウェブ動画技術の会社を買収しました。売上高は順調に拡大していますが、課題も浮上しています。
業界再編・集約化が進む調剤薬局業界。プレミアムが付きやすい状況下にあるものの、全株式で40億円という大きなプレミアムを付け、業界内でも大きな話題となったアルファーム買収劇。それを実行したクオールの沿革と、その戦略をひもとく。
国内の3大メガ損保の一つである東京海上ホールディングス。同社のM&Aの特徴は、2001年から翌年にかけての東京海上保険と日動火災保険の統合すなわち国内においての統合と、その後におけるクロスボーダーM&Aにある。近年加速させているクロスボーダーM&Aを中心に見てみる。
サントリーHDは、1990年代に蒸留酒の低迷を受けて厳しい状況が続いていたが、「プレミアムモルツ」の大ヒット、ハイボールによるウイスキー人気の復活により業績を回復させる。その後、ビーム社の買収を始めとしたグローバル戦略にも注力し、増収増益させている。これらの戦略の成功には、非上場が故の「意思決定力」が功を奏している。「意思決定力」の重要性にフォーカスし、サントリーのM&A戦略を分析する。