日本で最も多くの店舗を誇る女性だけのフィットネスクラブ「カーブス」。同業態を運営するのが、ジャスダック上場のコシダカホールディングス<2157>だ。予約不要、30分のフィットネスで気軽に参加できることもあり、40代以上の女性から圧倒的な支持を得ている。2005年に日本に持ち込まれて以降、、店舗数は2016年8月期で1722店舗、会員数は77.2万人と急成長している。成長の秘訣とM&A戦略を分析する。

【企業概要】2008年、カーブスジャパンを取得

 カーブスはもともとは米国で創業されたフィットネスチェーンであるが、2005年にベンチャーリンクが米国カーブスインターナショナルから、日本での事業展開権利を取得したことから始まる。ベンチャーリンクは同事業を拡大させるも2008年10月にカーブスジャパンをコシダカホールディングスに譲渡。バトンを受け取ったコシダカホールディングスは当時21.6万人であった会員数を、8年間で77.2万人と3.5倍増やし、同社の営業利益の88%をカーブスが占めるまで成長させてきた。

 コシダカホールディングスといえば、カーブス以外にも「カラオケまねきねこ」は有名である。一般的に多くのカラオケ店が駅前などに店舗を構えるが、同社は郊外を主戦場とし、カラオケ店を展開してきた。物件は中小で行き詰ったカラオケ店の居抜きを中心とし、「まねきねこ」のノウハウを投入、業態変化させることで着実にシェアを伸ばしてきた。現在は都市部にも力を入れており、一人カラオケの「ワンカラ」で攻勢をかけている。

出所:有価証券報告書

 コシダカホールディングスは、今まである既存の業態に、同社独自の戦略を取り入れることで「既存業種新業態」を作り出すことを実践している。それがまさにヒットして同社は右肩上がりの成長を遂げている。その戦略の源泉を遡ってみる。