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【SOMPOケアメッセージ】SOMPO傘下入りも再建の道険しく M&Aなど外科手術必要

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 メッセージ(現・SOMPOケアメッセージ<2400>)というとご存知ない方も多いかもしれないが、老人ホームの「アミーユ」と聞くとお分かりになるかもしれない。2014年から2015年にかけて不祥事のあった施設で、社会問題にも発展したことで有名である。この年、この一件の影響もあって上場以来初めての減収となったメッセージは、2016年3月に損保ジャパン日本興亜ホールディングス(現・SOMPOホールディングス<8630>)のTOBによって同グループの傘下入りを果たすことになった。同グループ傘下の有名な企業としては、ワタミ<7522>の介護事業子会社であるSOMPOケアネクストがある。最終的に、TOBでM&Aをされる形になったメッセージであるが、M&Aを活用してここまで拡大を続けてきた。メッセージのM&Aを振り返りながら、今後の同社の行く末を考えたい。

【企業概要】高齢者向け住宅、介護サービスが主力

 SOMPOケアメッセージは、消化器専門の外科医である橋本俊明氏によって、1997年に老人用住宅の賃貸管理運営、介護用品の販売、食事の宅配を目的として岡山県に設立された企業である。現在では、施設ケア事業、地域包括ケア事業、給食事業、その他事業に再編されている。施設ケア事業においては、サービス付き高齢者向け住宅を始めとした「住まい」を提供する事業をおこなっており、グループのハード面を担っている。グループ全体の定員で、17,700人程度(2016年10月末時点)のキャパシティーを有している。次に、地域包括ケア事業では、訪問介護や通所介護などの介護サービスを提供しており、給食事業、その他事業と併せてグループのソフト面を担っている。

【株主構成】SOMPOホールディングスが94%超保有

現在のSOMPOホールディングスによるTOB前と直近の株主構成が下記の通りとなっている。

SOMPOケアメッセージの大株主(TOB前)

氏名又は名称 所有株式数(株) 持ち株比率(%)
有限会社東畦商事 5,800,000 28.88
CMBL S.A. RE MUTUAL FUN DS 815,300 4.06
損害保険ジャパン日本興亜株式会社 703,500 3.50
TAIYO HANEI FUND,L.P. 627,000 3.12
橋本 敬江 600,000 2.98
STATE STREET BANK AND T RUST COMPANY 599,700 2.98
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社 591,200 2.94
橋本 俊明 564,800 2.81
JP MORGAN CHASE BANK 432,700 2.15
THE BANK OF NEW YORK ME LLON SA/NV 391,300 1.94
11,125,500 55.4

2015年9月末時点、有価証券報告書を元に作成

 TOB前は、当時代表であった橋本俊明氏とその一族の資産管理会社である有限会社東畦商事が筆頭株主で、個人所有の株式も併せて3分の1強を橋本一族が握っていた。その一方で、2015年3月から資本提携を開始した損保ジャパン日本興亜は、3.50%を所有する状態であった。当時からSOMPOグループ入りを考えていたかは定かではないが、不祥事発覚直後に資本提携なされたことから推察するに、当時から将来的なグループ入りを検討していたことが考えられる。

SOMPOケアメッセージの大株主(直近)

氏名又は名称 所有株式数(株) 持ち株比率(%)
損保ジャパン日本興亜ホールディングス株式会社 19,002,349 94.63
メッセージ従業員持株会 112,800 0.56
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社 73,500 0.36
MSIP CLIENT SECURITIES 30,981 0.15
田中 正敏 29,700 0.14
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社 21,700 0.10
上野 浩 21,000 0.10
本吉 則夫 20,100 0.10
山森 正雄 20,000 0.09
佐藤 俊雄 18,000 0.08
19,350,130 96.31

2016年9月末時点、有価証券報告書を元に作成

TOB後は、SOMPOホールディングスが94.63%を保有する筆頭株主で、スーパーマジョリティを握る状態にある。

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