チキンラーメンやカップヌードルでお馴染みの即席麺メーカー、日清食品ホールディングス<2897、日清HD>。同社のM&Aと言えば、投資ファンドの敵対的買収のホワイトナイト役を演じた明星食品の子会社化が有名である。しかし即席麺の国内市場はすでに圧倒的な首位にあり、伸びしろは大きくない。成長市場である中国やロシアなど海外事業の強化や、菓子など非即席麺事業の育成を狙い、M&Aを仕掛けている...
「洋服の青山」で知られる紳士服業界首位の青山商事はスーツの市場縮小に対応して、M&Aを積極化している。2015年に靴やかばんの修理店「ミスターミニット」の運営企業を買収。スーツ以外の新たな収益源を育てる考えだ。
人材サービス業などを手掛けるライクはM&Aを通じて事業の多角化に挑む。機動的な買収で保育や介護事業に参入。昨年12月に社名をジェイコムホールディングスから変更し、幼児から高齢者まで人生のあらゆる段階に必要な企業グループを目指す。
ファーマライズホールディングスは調剤薬局を主力としながら、ドラッグストアや化粧品販売も手がけています。M&Aを通じてコンビニの利便性と調剤薬局の専門性を掛け合わせた新たな業態にも進出。ヤマダ電機とも提携し、積極的に販路を拡大しています。
マンツーマンのトレーニングジム「RIZAP」(ライザップ)を運営するRIZAPグループ。もともとは健康食品の通信販売会社でしたが、「結果にコミットする」というCMで一躍有名になり、RIZAP事業が急成長。稼いだ資金でM&Aも積極化しています。