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【日清食品ホールディングス】国内外でM&Aで攻勢 湖池屋を買収、菓子事業を第2の柱へ

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 チキンラーメンやカップヌードルでお馴染みの即席麺メーカー、日清食品ホールディングス<2897、日清HD>。同社のM&Aと言えば、投資ファンド敵対的買収ホワイトナイト役を演じた明星食品の子会社化が有名である。しかし即席麺の国内市場はすでに圧倒的な首位にあり、伸びしろは大きくない。成長市場である中国やロシアなど海外事業の強化や、菓子など非即席麺事業の育成を狙い、M&Aを仕掛けている。

【企業概要】世界初のインスタントラーメン開発

 2007年に亡くなった安藤百福氏が1948年に「魚介類の加工及び販売、紡績その他繊維工業、洋品雑貨の販売、図書の出版及び販売」を目的として設立した中交総社が、1958年に世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を開発した後、日清食品に商号変更した。

 1971年には世界初のカップ麺である「カップヌードル」を発売。2005年には日本人宇宙飛行士が宇宙用インスタントラーメン「スペース・ラム」を食したことがニュースとなった。カップヌードル発売40周年にあたる2011年には累計200億食に到達するなど、インスタントラーメンはすっかり国民食として定着している。チキンラーメンを初めとするインスタントラーメンは、例えば公益社団法人発明協会が発表する「戦後日本のイノベーション100選」(http://koueki.jiii.or.jp/innovation100/)のトップ10に入るなど、日本だけでなく世界中に多大な影響を与えている。

 1963年に東京及び大阪証券取引所第二部に株式上場し、1972年に東京及び大阪証券取引所第一部に鞍替えした。2008年10月に持株会社制に移行し、日清HDは東京証券取引所第一部に上場している。

 日清HDは、創業者が掲げた4つの精神である「食足世平」(食が足りて初めて世の中が平和になる)、「食創為世」(食を創り世の為につくす)、「美健賢食」(美しく健康な体は賢い食生活から)、「食為聖職」(食の仕事は聖職である)をもとに、世の中のために食を創造することを追求し、日々クリエイティブでユニークな仕事に取り組み、グローバルな領域で、「食」を通じて世界の人々にハッピーを提供することで、グループ理念である「EARTH FOOD CREATOR」の体現を目指している(「日清食品グループ 中期経営計画2020」より抜粋)。

 日清HDの報告セグメントは、「日清食品」(日清食品における即席麺の製造販売等)、「明星食品」(明星食品における即席麺の製造販売等)、「冷温事業」(チルド食品、冷凍食品の製造販売等)、「米州地域」(北米及び南米における即席麺、冷凍食品の製造販売等)、「中国地域」(中国における即席麺、冷凍食品の製造販売等)、「その他」(菓子等の製造販売、乳製品の製造販売、不動産賃貸管理、ゴルフ場経営等)である。2016年3月期の連結売上は4,680億円、経常利益は307億円、連結従業員数は11,200人となっている。

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