スポンサー選定の難航が伝えられ、動静が注目されていたのが民事再生手続き中のレナウン。ストッキング大手のアツギはレナウン傘下で肌着やソックスなどを製造・販売するレナウンインクス(東京都江東区)を10月1日付で買収することを決めた。商品構成などで重複が少なく、補完関係を期待している。
併せて、レナウンは「ダーバン」「アクアスキュータム」「シンプルライフ」などの主力ブランドについて、アパレル事業を展開する小泉(大阪市)の傘下企業に9月末に売却する...
セブン&アイ・ホールディングスが米国3位のコンビニ企業「スピードウェイ」を買収することになった。その額は約2兆2000億円。日本企業による海外企業買収として4位にランクされる。日本企業がこれまで仕掛けた大型M&Aトップ10を振り返る。
6月のM&Aは前年同月比8件増の55件だった。6月として過去10年間で最多。ただ、海外案件は9件と2018年6月以来2年ぶりに1ケタにとどまり、国内回帰の構図が鮮明に。案件の小型化も顕著で、新型コロナ感染による慎重姿勢の広がりがうかがえる。
2020年3月のM&A件数は前年同月を4件上回る86件となり、3月として09年(88件)以来11年ぶりの高水準を記録した。国内でも新型コロナウイルスの影響が広がる中、M&A市場への波及も懸念されていたが、数字上はひとまず先送りされた格好だ。