スポンサー選定の難航が伝えられ、動静が注目されていたのが民事再生手続き中のレナウン。ストッキング大手のアツギはレナウン傘下で肌着やソックスなどを製造・販売するレナウンインクス(東京都江東区)を10月1日付で買収することを決めた。商品構成などで重複が少なく、補完関係を期待している。
併せて、レナウンは「ダーバン」「アクアスキュータム」「シンプルライフ」などの主力ブランドについて、アパレル事業を展開する小泉(大阪市)の傘下企業に9月末に売却する...
セブン&アイ・ホールディングスが米国3位のコンビニ企業「スピードウェイ」を買収することになった。その額は約2兆2000億円。日本企業による海外企業買収として4位にランクされる。日本企業がこれまで仕掛けた大型M&Aトップ10を振り返る。
2020年1~6月のM&A件数は前年同期を11件上回る406件で、上期として11年ぶりの高水準となった。新型コロナ感染にもかかわらず、件数上は影響を跳ねのけた形だ。一方で、1~6月の取引金額は1兆4671億円と前年同期に比べ約32%減った。
1~3月期のM&A件数は前年同期比10件増の232件と2年連続で増加し、2009年(252件)以来の高い水準となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響が危惧された直近3月も前年同月を4件上回る86件と09年(88件)以来の水準を記録した。
2019年の企業別のM&A件数(グループ内再編を除く)を集計したところ、ソフィアホールディングスの11件(中止2件を含む)が最多で、同社が2年連続でトップだった。2位は年間5件で、SHIFT、アイカ工業、第一交通産業、電通の4社が並んだ。