2025年の外食産業は、原材料費・人件費の上昇が続き厳しい環境だった。この局面において、大手は業態の多角化、インバウンド需要の獲得と海外展開を成長の柱に据えて経営を推進。多数のM&Aが発表されたが、数ある業態の中でも、最もホットだったのがラーメン・つけ麺だ。
2025年はラーメン・つけ麺業態を対象としたM&Aが急増した。外食・フードサービスにおける適時開示案件の約3分の1を占め、取引金額で上位につける案件も複数あり、「ラーメン・つけ麺M&A元年」と言えるほどに活況を呈した...
2025年の小売業界で大きな動きがあったのは、総合スーパーや食品スーパー、ドラッグストアだ。これら小売は、M&AがM&Aを生む競争激化のスパイラルに突入している。
2025年が早くも折り返しを迎えた。前半戦を締めくくる6月の資本業務提携の動きを点検した。キャラクター大手のサンリオはアニメ制作大手で東証スタンダードに上場するIGポートの株式4.98%を約17億6000万円で取得することになった。
2025年2月のM&A件数(適時開示ベース)は前年同月比36件増の134件となり、低調な出だしだった先月とは一転、増加に転じた。取引総額は1兆1778億円と前年同月比約1割伸びた。 上場企業の適時開示情報のうち、経営権の移転を伴うM&A(グループ内再編は除く)について、M&A Online編集部が集計した。
2024年12月のM&A件数(適時開示ベース)は前年比3件減の119件。ホンダ・日産の経営統合に向けた協議開始を発表など大きなニュースがあった。取引金額は1兆円を超えるメガ案件がなかったことで、1兆2239億円と前年の4兆1603億円から大幅減となった。