2月は資産管理会社が一つのキーワードとなった。
一眼レフ用交換レンズ大手のタムロンは、同社創業家の資産管理会社であるニューウェル(さいたま市)の全株式を取得して子会社化する。ニューウェルはタムロン株式の約19%を保有する筆頭株主で、取得金額は144億円8200万円。株主・投資家への公平性や取引の透明性の確保の観点から、3月末に開く定時株主総会での承認を前提する。
同じく筆頭株主が保有株を放出するケースが発生したのは、エイチ・エス証券などを傘下に持つ澤田ホールディングス...
運送業界のM&Aには、「シナジーが生じやすい」という特徴がある。陸運業界は中小企業や個人事業者が多い市場であり、今後も大手有力企業を中心とした再編・集約が続くと考えられている。