RVHは、持ち分法適用関連会社で営農型太陽光発電所の企画・開発を手がけるBS ENERGY(東京都渋谷区)を株式交換で完全子会社化することを決めた。現在34%の持ち株比率を100%に引き上げる。RVHは2019年3月期以降4期連続で営業損失を計上しており、新規事業領域への進出で経営立て直しを目指す。
株式交換比率はRVH1:BS ENERGY57150で、BS ENERGY1株にRVH株5万7150株を割り当てる。株式交換予定日は2022年9月20日。
営農型太陽光発電所は農業を続けながら太陽光発電を行う設備を指す。農地に支柱などを立てて、その上に太陽光パネルを設置し、太陽光発電と農業を両立させる。農業経営のサポートに加え、遊休農地の再生利用にも役立つとして期待されている。
BS ENERGYは2022年3月に設立。2023年春頃から発電所の運転と営農を始める予定で、5年間で約87.5メガワット(発電容量)の営農型太陽光発電設備の開発を目指している。
RVHは2020年2月に、美容脱毛サロン「ミュゼプラチナム」部門と、エステティックサロン「たかの友梨ビューティクリニック」部門を売却した。当時、両部門の売上高は500億円を超えていたが、売却後は主力事業が事実上不在の状態が続いている。