大手企業による資産売却が相次いでいる。大手旅行会社のエイチ・アイ・エス(HIS)<9603>は2021年6月30日に、東京都港区の本社を売却すると発表した。
大手広告会社の電通グループ<4324>は6月29日に、東京都港区の本社ビルの売却を検討していると発表。西武ホールディングス<9024>も5月13日に発表した中期経営計画(2021~2023年度)」の中で、ザ・プリンス パークタワー東京をはじめとする国内外のホテルや、新横浜西武ビルの売却を明らかにした...
コロナの厳戒下、「東京2020オリンピック」が始まる。日本で夏季大会の開催は1964年以来だが、前回の東京五輪で躍進のきっかけをつかみ、大成功した企業といえば、セコムだ。連結売上高は1兆円を超え、警備業トップの座を不動にする。
トヨタが、東京オリンピックの会場周辺で予定していたイベントやパビリオン展示を中止することが分かった。そうなると気になるのはトヨタがオリンピックに合わせて公開するとしていた全固体電池のお披露目だ。またも先送りとなれば、実現可能性に疑問符がつく。
2021年上期(1~6月)の企業別のM&A件数(適時開示ベース)を集計したところ、製造系派遣大手のアウトソーシングが6件でトップに立った。2位は医療機器メーカーの朝日インテックの4件。ブリヂストン、アイカ工業など9社が3件で続いた。
希望(早期)退職者募集の動きがこのところ鈍化している。4~6月期に募集を発表した上場企業は5社にとどまり、前年同期(20社)の4分の1に減少し、1~3月(21社)比でもほぼ同様の結果となった。新型コロナウイルス感染の影響が長期化する中、人員合理化の流れが一巡したとの見方も出ている。