「PGM」がゴルフ場を買収 「太平洋クラブ」は高級レストランをグループ化

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写真はイメージです

ゴルフ場運営大手のパシフィックゴルフマネージメント(PGM、東京都台東区)と太平洋クラブ(東京都千代田区)が、そろってゴルフ場やレストランをグループ化する。

PGMは「オールドオーチャードゴルフクラブ」(茨城県茨城町)を傘下に収め、2021年10月1日からPGMグループのゴルフ場として運営する。

太平洋クラブは「レストランひらまつ」などを運営するひらまつ(東京都渋谷区)の第三者割当増資を引き受けるとともに資本業務提携を結び、ゴルフ場内のレストランにひらまつのノウハウを導入する。

ゴルフは新型コロナウイルスへの感染リスクが低いスポーツとして関心が高まっているものの、少子化や高齢化の影響などもあり、苦しい経営を強いられているゴルフ場が少なくない。今回の両社による攻勢はコロナ禍の中「吉」とでるだろうか。

PGMは146ゴルフ場に

PGMは、茨城グリーン開発(茨城県茨城町)から「オールドオーチャードゴルフクラブ」の事業を、新設分割の方法で承継し設立される東茨城ゴルフ(茨城県茨城町)の全株式を譲り受ける。買収金額は明らかにしていない。

同社は事業拡大のため積極的にゴルフ場の買収を行っており、今回の買収は石岡ゴルフ倶楽部(茨城県小美玉市)など4ゴルフ場を買収すると発表した2020年10月以来で、合計のゴルフ場数は146になる。

オールドオーチャードゴルフクラブは、美しい景観と高い戦略性をあわせ持った18ホールの丘陵コースで、誰もが気軽にラウンドできるパブリックコースでありながら、優雅なひとときを過ごせるという。

PGMはパチンコ機などの遊技機メーカー平和<6412>親会社で、平和の2021年3月期の売上高は約1077億円で、経常利益は約57億円だった。

高品質の料理とサービスを提供

太平洋クラブと、ひらまつの両社は、ともに富裕層をターゲット顧客としており、これまで培ってきたノウハウを融合することで、高品質の料理とサービスの提供を目指す。

太平洋クラブは、19のゴルフコースと、ホテル「Villa The Club(ヴィラ ザ クラブ) 」を運営しており、東京・銀座で会員制レストラン「Taiheiyo Club GINZA」も手がけている。

パチンコ、ボウリング、アミューズメント、飲食事業、ゴルフ事業などを手がけるマルハン(東京都千代田区)が親会社で、マルハンの2021年3月期は売上高1兆1055億円、経常利益166億円だった。

ひらまつは「レストランひらまつ」や、フランス料理の「ポール・ボキューズ」、イタリア料理の「リストランテ ASO」などのほか、日本料理やカフェなどのレストラン事業を幅広く展開しているほか、ホテル事業(HIRAMATSU HOTELS)や、ブライダル事業、ワイン事業なども手がけている。

文:M&A Online編集部

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