SEIBU HOLDINGS INC.
西武ホールディングスは2022年6月、「ザ・プリンスパークタワー東京」などのホテルや、ゴルフ場、スキー場など国内の30施設をシンガポール政府系投資ファンドGICに売却すると発表しました。譲渡価格は1,471億円。日本の不動産に積極投資するGICとはどのような投資ファンドなのでしょうか?
西武ホールディングスがホテルやレジャー施設など約30件の施設を、シンガポール政府系投資ファンドのGICに売却するとの報道が駆け巡った。売却されるホテルは「プリンスホテル」のブランドで全国展開している。西武はなぜプリンスホテルと名付けたのか?
「西武」の2文字がこのところ、経済ニュースを賑わせている。共通するキーワードは「売却」だ。
2022年1月のM&A件数(適時開示ベース)は前年同月比10件増の64件となり、1月として過去10年で2020年(74件)に次ぐ2番目の高水準だった。前年1月は新型コロナウイルス感染拡大を受けた2回目の緊急事態宣言と重なり、20件の大幅減となったが、コロナ3年目の今年は好調な出足を見せた。
大手企業による資産売却が相次いでいる。財務体質の強化の一環として、さらにはコロナ後を見据えた投資拡大に向け、今後も資産売却に取り組む企業は増えそうだ。
新型コロナウイルス感染の影響が長期化する中、名門ホテルをめぐる閉館や売却の動きが相次いでいる。6月30日の営業終了に向けてカウントダウンに入ったのが東京・九段下のホテルグランドパレスだ。
2020年8月末に閉園される「としまえん」には2010年、機械遺産に認定された遊戯施設がある。「カルーセル・エルドラド」という回転木馬だ。1907年にドイツで製造された回転木馬はその後、米ニューヨークを回って1971年に日本で動き始めた。
西武グループのとしまえんが閉鎖となり、跡地利用にワーナー・ブラザーズが手を挙げています。閉鎖後はハリー・ポッターを中心としたテーマパークが誕生するとの観測が高まっています。としまえんの2019年3月期の純利益はわずか50万円でした。
かつて稲尾和久・中西太らの名選手を擁した「西鉄ライオンズ」。この西鉄ライオンズの親会社である西日本鉄道は、北部九州を営業基盤とする鉄軌道5社が合併して第2次世界大戦のさなかに誕生した。戦局は北部九州における5社統合にも大きな影響を及ぼす。
西武ホールディングス子会社のプリンスホテルは、英国ロンドンの高級ホテル「ザ・アーチ・ロンドン」を買収した。西洋式のホテルをおもてなしの心で運営するという。ロンドンっ子を満足させることができるか。
西武ホールディングス傘下のプリンスホテルは、英国の高級ホテル「ジ・アーチ ロンドン」を買収しました。プリンスの新ブランドとなる「アカトキ」の第1号店として再オープンする予定です。再開業費用を含めた取得金額が87億円。その狙いはどこに?
「鉄道の資本移動の歴史」のスピンオフ企画。西武鉄道がかつて所有した休止線・廃線の「西武安比奈線」と「東京都水道局小河内線(俗にいう水根貨物線)」を訪ねてみた。
鉄道王・堤康次郎が武蔵野鉄道の支配に乗り出した。武蔵野鉄道の大株主となった堤は、配下の者を経営陣として送り込み、武蔵野鉄道の経営再建に乗り出す。ともかくも成功を収めた堤は、前編で述べた「旧西武鉄道」との競合・対立を、合併によって乗り越えた。
なぜ西武鉄道の設立記念日は、武蔵野鉄道が設立された1915年4月15日なのか。そこには武蔵野鉄道と旧西武鉄道との合併劇を主導した堤康次郎の存在が大きかった。