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デサントへの「9%の敵対的TOB」成立の意義

※この記事は公開から1年以上経っています。
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デサントのホームページより

伊藤忠によるデサントへの株式公開買付(TOB)が、14日に成立した。新聞では、「相手の合意なしで行う敵対的TOBとして日本の主要企業同士で初の成立例」(日本経済新聞朝刊)と評されている。筆者は、今回のTOBが前例のない部分買付(買付株数の上限を定め、それ以上の応募があっても買付を行わない)であったことから、本件をもって敵対的TOBの成功例と大々的に評価することができるとは思わない。むしろ、本稿のタイトルにつけたように、「9%の敵対的TOB」という特殊事例と考えるべきであろう...

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