敵対的部分買付TOB問題再考 ~SBIホールディングス vs. 新生銀行~
SBIホールディングス及びグループ企業(以下SBI)による新生銀行への株式公開買付(TOB)は、新生銀行が意見表明報告書で反対を表明したことで、銀行業では初めての敵対的TOBと定義づけられることになった。
1986年東京大学法学部卒業。同年富士銀行(現みずほ銀行)に入社し、主にM&A部門のチーフアナリストとして、企業価値評価モデル開発等を担当。INSEAD(欧州経営大学院)よりMBA取得。その後、ロンドン大学(London Business School)よりPh.D.(Finance)を取得。2001年中央大学国際会計研究科教授等を経て、2012年より現職。「証券アナリストジャーナル」編集委員、みずほ銀行コーポレートアドバイザリー部の企業価値評価外部アドバイザーも務める。熊本県出身。
著書に「検証 日本の敵対的買収」(共著・日本経済新聞出版社)、「MBAゲーム理論」(ダイヤモンド社)、「企業価値評価(実践編)」(ダイヤモンド社)、「企業価値評価(入門編)」(ダイヤモンド社)など。
https://www.waseda.jp/fcom/wbs/other/2352