センサーメーカーの芝浦電子を巡る争奪戦が新たな局面を迎えた。同意なき買収を提案している台湾の電子部品大手ヤゲオ(YAGEO)がTOB(株式公開買い付け)の価格を従来の1株4300円から5400円に引き上げた。
ホワイトナイト(友好的買収者)として名乗りを上げた精密部品大手のミネベアミツミが提示する4500円を上回り、4月23日にTOB開始を予定するミネベアミツミとして対応が待ったなしの状況だ。
ヤゲオが芝浦電子の完全子会社化を目的とする買収提案を発表したのは2月初め...
自動車部品などを手がけるジェイテクトは、不振の欧州事業の立て直しに向けニードルローラーベアリング(針状ころ軸受)の欧州事業をドイツの投資会社に譲渡する。さらなる子会社や事業の売却の可能性を示唆しているが、果たして次の一手は。
東京ガスは業務用ビル向けの中央監視システムの設計から導入、保守までを手がける計装工事会社のトラストエンジを子会社化した。2024年の外壁工事会社の子会社化に続くソリューション事業拡大に向けたM&Aとなる。
クリヤマホールディングスは、これまで商用車に留まっていた事業領域を乗用車分野に拡大する。2025年4月に子会社化するミトヨが、燃料ホースなどの乗用車用ゴム製品を手がけており、連携してメーカー機能を強化し乗用車部品事業を拡大する。
FUJIは電子部品実装装置(マウンター)と、半導体チップをリードフレーム(半導体チップを固定する金属枠)などに固定する装置(ダイボンダ)で事業領域を拡大するとともに、新たな成長分野の開拓に向け、M&Aや資本業務提携などを活用する。