中堅印刷会社の廣済堂<7868>をめぐるTOB(株式公開買い付け)が成立か不成立かの瀬戸際に立っている。廣済堂は2月26日、米有力投資ファンドのベインキャピタルと組んで1月18日から3月1日まで30営業日の予定で実施中のTOBの期間を3月12日まで7営業日延長すると発表した。
旧村上ファンド系の投資ファンド、レノ(東京都渋谷区)が廣済堂株式を買い進めていることが2月初めに判明し、以降、同社の株価はTOB価格の610円を上回る高値で推移している...
米投資ファンド、ベインキャピタルが中堅印刷業の廣済堂にTOBを開始した。廣済堂株価はここへきて大幅上昇し、TOB不成立の可能性が浮上してきた。同じ頃、旧村上ファンド系の投資会社レノが廣済堂株式にかかる大量保有報告書を提出したのだが…。
出光興産が昭和シェル石油との株式交換による経営統合を公表しました。今回のケースでは、出光興産がプレミアムを支払う可能性が高いと考えられます。どの程度の株式交換比率となりそうか、プレミアムが期待できそうかを予想してみたいと思います。
ジャスダック上場のシステム開発会社ソレキアは、フリージア・マクロス会長の佐々木ベジ氏に敵対的TOBを仕掛けられた。ホワイトナイトとして富士通が登場し、敵対的買収は阻止されたが、ソレキア株は急上昇し株主は漁夫の利を得た。
事業承継について考える時、自らの右腕である役員に会社を継がせたいと願うオーナーは少なくない。部外者よりも会社の社風やオーナーの理念等を知り尽くしていると考えられるためだろう。経営陣による買収手法であるMBO(マネジメントバイアウト)の最新事情について解説する。