8月に業種別で比較的目立ったのは物通関連で、5件あった。
三菱食品とキユーソー流通システムは食品を中心に首都圏での低温物流事業を2024年4月に統合すると発表した。トラックドライバーの不足が懸念される物流の「2024年問題」や環境負荷の少ない物流構築が求められているのに対応する。
名古屋鉄道は子会社の名鉄運輸とNIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)傘下の日本通運と特別積み合わせ貨物事業(特積事業)を統合することで合意した...
2023年第2四半期ののTOBは件数が前年同期比4件減の11件に終わった。一方で金額は同61.6%減の990億4000万円と第2四半期としては3期連続の減少となった。100億円以上の大型案件が前年同期比3件減の3件と低迷したのが響いている。
2023年は上期を終えて間もなく折り返しを迎えるが、M&Aの取引金額(適時開示ベース)が早くも5兆円を突破した。前年より4カ月早いペースで、単純計算だと2020年以来3年ぶりに年間10兆円の大台を突破する勢いだ。
2023年第1四半期(1~3月)のM&A件数は275件と前年を38件上回る高水準で推移した。前年の年間件数は949件とリーマンショック後の最多を2年連続で更新したが、現状のペースでいけば、今年は年間1000件の大台乗せが見込まれる。
2023年1月のM&A件数(適時開示ベース)は93件と前年同月を29件上回り、好調な滑り出しとなった。前年比プラスは6カ月連続。一方、取引金額は1352億円で、昨年7月(623億円)以来の低水準。件数が大幅に伸びた割に金額は振るわなかった。